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「豊かな言葉を育てるには・・・」

 毎日朝の会で今日の日付を言うのですが、その際に月の別の言い方(月雅称)も伝えています。12/1のこと、まだこちらから言う前に「師走(しわす!)」と子どもたちから声が出ていました。一年前を覚えていたのでしょうか?『お坊さんやお医者さんや先生など偉い人でも走り回っちゃうほど忙しい年の暮れ「師走」』と毎年言っていたのをちゃんと覚えていたのか説明してくれました。
一茶の俳句の取り組みも同様ですが、何気ない日常の中に日本の風情や情緒を自然に織り込んでいきたいと日頃から思っています。日本には風情ある景色や伝統、豊かな文化など日本人として誇れるものがたくさんあります。国際化の中で生きていく子どもたちだからこそ自国について知り、その良さを理解して自らの言葉や感性で伝えられたらいいですね。
 幼児期には特に親子の会話の中で「様子の言葉」を伝授してあげましょう。熱い・冷たい・痛い・快い・きれい・嬉しい・・・という単純な言葉はもちろん、風の吹き具合(爽やか、涼やか、穏やか・・・)のような風流な感じ方や良からぬ感覚(怖い、汚い、みずぼらしい・・・)などは、テレビやPCや知育教材では経験できない「ほんもの」に出会い、心通じる者が様子の言葉を感覚と共に伝えることで発達させることができる、まさに親子の関わりの中で育まれる感覚です。親自身がこれらを大切に扱っているかどうかで子どもの感性の広がりも違ってきます。感覚のみならず、価値観や倫理観もこのように親の感覚感性を体感して伝授されていくのです。
「美味しいね」と豊富な食材を味わったり、豊かな感覚の言葉を親自身が自然と発するようにして、子どもたちが感性豊かな育ちをしていく素地を作ってあげたいものです。

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